iRacingはGTSportsなんかのゲームと比べると仕組みが複雑で敷居が高いゲームです。
また、日本語のHowToも少なく、あると思ったら超上級者の書く初心者向けHowToはガチの初心者が見ると「違うんだよな~~~」となることも多いので、自分が初心者に毛が生えたレベルであるうちにiRacingを始めた最初の一週間でやるべきことをまとめました。
サブスクリプション契約をする
iRacingは月額制の接続サブスクリプションと、それぞれのレースに出場するためのコースと車のDLCを購入する必要がありますが、初心者向けにサブスクリプションに付属するコース・車だけで参戦できるレースがいくつか用意されています。
それ以外のレースに関連するコンテンツについては、そもそも自分のレベル(後述)が出場可能レベルに達していないので買っても練習走行以外で使うことができません。
よって最初はサブスクリプションを購入するだけでOK。サブスクリプションの購入は以下のページから可能です。

とりあえず試しでプレイする場合は1か月契約でも全然OKだけど、初回登録には大きな割引が存在するので2年契約をするのも手。
クレカを複数用意できるなら規約とかマナー無視して一か月後新しいアカウントを作る前提で始めるのもあり。
ただし、その場合名前を1つめのアカウントと2つめのアカウントで同じものにすると「john smith2」のようになって非常にダサいので注意。俺はそうなってる。
レーティングを理解する
SRとライセンスクラス
登録を済ませて、ダウンロードしたクライアントからiRacingへログインすると画面右上部に4つのアイコンと数字が表示される。

これはSR(セーフティレーティング)と呼ばれるもので、どれだけ自分がレース中に行儀よくしているかで上限する数値。
SRが一定以上まで上がると、ライセンスクラスが上がり、枠の色が変わる。
iRacingではこのライセンスクラスによって参加できるレースが制限されているので、初心者の最初の目標はこのライセンスクラスを上げること。
ライセンスクラスはレースの速さを見ているレートではないので、着順にかかわらず他車にぶつけず、コースをはみ出ず、車をスピンさせず安全なレースを心がけていれば上昇する。
レースの速さを見るレートは別に存在するが、Rookieクラスのうちはそのレートは付与されないので気にする必要がない。
カテゴリ毎のライセンス
iRacingのレースカテゴリは大きく分けて「ロード」「ロードオーバル」「ダートロード」「ダートオーバル」の4つに分かれている。
ライセンスもそれに対応した4つに分かれていて、出場したいレースのライセンスクラスを上げておく必要がある。

例えば俺の場合だと、ClassB以上の参加制限のある「ロード」のレースには参加できるけど、「ダートオーバル」のレースはRookie対象のレースにしか参戦することができない。
日本はiRacing人口が少なく、正直「ロード」以外はレースに人数が集まらずあまり面白いレースができないので最初はロードだけやっていればOK。
レースに登録する
まずはiRacingのアプリを起動して参加するレースを探す。
レースを表示するにはiRacingのアプリのハンバーガーメニューをクリックしてGoRacing以下のUpNextをクリックすればOK。

レース一覧が表示されたら、赤枠のFilterResultsをクリックしレース一覧にフィルタをかける。
掛けるフィルタは「I am Eligible(レーティング的に参加できるレース)」「Own Track(自分が持ってるコース)」「Own Car(自分が持ってる車)」の3つ。
このフィルタをかけることで、アカウントを作ったばかりでサブスクリプションに含まれているコンテンツしか持っていなくても参加できるレースだけを表示することができる。

フィルタリングを掛けたら参加したいレースを見つける。
確認したいポイントは以下の4つ。
①:レースまでの時間、下の画像の場合であれば3分46秒後にレースが始まる。
②:参加人数、人数が多い場合スキルが近いもの同士で部屋が複数に分かれる。少なすぎると部屋が分かれないためスキルにばらつきが発生する場合がある。
③:必要なライセンスクラス、最初はRookie向けのものだけが表示される。
④:イベントタイプ、Raceがレース(それはそう)。Practiceのところに入ると一生レースが始まらず練習だけすることができる。

初心者はまず、Global Mazda MX-5のレース(画像の垢枠内下から2番目)に参加する。
ロードで人気があり、上級者から初心者まで参加するレースだが人数が多いため、だいたい同じくらいの実力の相手とレースをすることができてアツい。
参加したいレースが決まったら⑤のRegisterをクリックすると登録作業が行われその時点でレースへのエントリーが行われる。
エントリーが正常に終了すると以下のようにエントリーが完了した旨を知らせるメッセージが表示される。
レースが開始されるまで(後述)なら「Withdraw」ボタンを押すことでレースへのエントリーをキャンセルすることができる。
「Join」ボタンを押せばゲームがロードされる。

レースを開始する
iRacingはレースに登録してJoinボタンを押してもすぐにレースは開始されない。
レース開始までには以下のフローがある。
- プラクティス(マッチング前)
- プラクティス(マッチング後)
- 予選
- 決勝レース
プラクティス(マッチング前)
マッチング前のプラクティス。
Joinボタンを押してゲームを起動すると基本的にはここに飛ばされる。
画面上部に緑色の「PRACTICE」が表示されていて、左の赤枠内でプラクティス以外に時間の言及がなければマッチング前のプラクティスにいることになる。

みどりのPRACTICEボタンをクリックするとコース上に出ることができる。
ここでは自由にコースの練習をすることが可能。
ライセンスクラスを上げるために、SRを上げようとすると事故やコースアウトを防ぐ必要があるがプラクティスセッションでのそれらのインシデントはノーカウントなので、攻めたラインの練習をするのはここ。
プラクティスを走っていて、レース登録時の赤枠①の時間を迎えるとレースセッションへの移動を促される。

セッション移動を促されたときにコース上にいた場合は以下のメッセージが表示されるので、車両を人の邪魔にならないところに停車させてEscキーを長押しする。

画面が出走前のものに戻るので画面右側の「RACE!」ボタンをクリックするとレースセッションへ移動することができる。

プラクティス(マッチング後)
レースセッションへ移動すると再度プラクティスが始まる。
このプラクティスは他の選手のロード待ちの意味合いが強く、3分程度のプラクティスが設定されているが、繰り上げされる可能性もある。
マッチング前後のプラクティスセッションは、画面左上側の項目で見分けることができる。
マッチング後のプラクティスの場合、そのあとのQUALIFY(予選)、RACE(決勝)の情報を確認できる。


マッチング後のプラクティスは出走してもしなくても特に影響はない。
出走した場合でもここでのインシデントはカウントされないため攻めた走りの確認が可能。
出走したとしても時間が来れば勝手に予選画面に移行するので時間をチェックしながら走る必要もない。
予選
既定の時間が終了すると予選が始まる。
予選はみどりのQUALIFYボタンをクリックすると始まる。
予選からはインシデントが記録されると、SRが下がる。
コースアウトやスピンでインシデントが記録されるので注意する必要あり。

MX-5のレースの場合、ピットからスタートしコースを3周する。
一週目はタイムが記録されないため、安全に走行してタイヤを温める。
二週目はとりあえず有効な予選タイムを出せるように安全マージンを取って攻める。
三週目はタイヤが一番おいしいのでせめてタイムを刻みに行く。
三週目が終了すると予選は終了、四週五週と慣らしで走ってもよいがここでコースアウトしてインシデントを記録されるのはアホらしいので無理はしないこと。
予選を終了させる場合は、車をコース上に止めてESCキーを長押し。
この時、コースアウトさせたり、急制動で車をスピンさせるとインシデントが記録されることがあるので落ち着いてゆっくり車を止めること。
予選豆知識
予選は走らなくてもOK!
予選を走って中途半端に好タイムを記録するとレースが集団の中で始まり、後続車に突っ込まれてインシデントを記録される場合がある;;
そういうくだらない事故に巻き込まれるリスクを回避したい場合は「Ready to race」ボタンを押して予選を棄権する。

こうすることでレースを後ろからスタートさせることができる。
決勝レース
決勝セッションが始まると「GRID」ボタンが表示されるのでクリックするとグリッドにつくことができる。

グリッドについたら右下の情報画面の「Remaining」に注目する。
Remainingの時間が0になるとシグナルが点灯しレースがスタートする。

スタート前に注意することは以下
- Remainingの値は選手全員がグリッドにつくと繰り上げになることがある
- MX-5の場合、シフトポジションがニュートラルになっているのでシグナルが点灯したらクラッチを切って1速に入れる。
決勝レースが始まったらとにかくインシデントを記録しないように気を使って走行する。
初心者ランクのiRacerに多くを期待してはいけない。
相手が明らかに悪い追突でもライン妨害でも接触させてしまえば喧嘩両成敗で両者にインシデントがついてしまう。
行けると思っても相手は絶対にミラーを見ていないので追い抜く場合は細心の注意を払う必要があるし、もっと言えばライセンスクラスRookieの場合、抜いてもメリットがゼロなのでバトルはしないことが推奨される。
規定周回が終了するとチェッカーフラッグが振られ、レースが終了する。
しかし、レースが終了してもイベント自体は終了しないので操作は続き、レース後のインシデントも記録されるためチェッカーフラッグを受けたら安全なところに車を止めるかピットに戻ってESC長押しでイベントから離脱する必要がある。
レースが終了したら急ブレーキを踏む車がいるので、チェッカーフラッグ直前まで前走車のケツにピッタリくっついているべきではないし、第一コーナーで止まるべきではないので、ある程度走ったところで車を止める必要がある。
ちなみに、コース外に止めようとしたらインシデントもらうこともあるので注意^^;
以上がiRacingを初めて一週間ですることリスト。
レースゲームなのにバトルを回避することが推奨されるとか意味わからんという感じだけど、このレーティングがあるおかげで上位クラスのレースは比較的平和で正しいバトルができるのでしゃーない。
本当にひどいやつはどれだけやってもDクラスから抜けられないとか平気であるので、割とうまく機能している。
ライセンスクラスBに到達するまではインストール作業中だと思おう。
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