先日、FanatecよりCSL DD Proが発売され、無事オーダーが完了したのでいい機会と思ってiRacingをまた本格的に始めました。

あまりにも硬派すぎるゲーム、かつ日本での賑わいがないに等しく一人でやっていても一瞬で飽きることは過去何度も学んできたことだったので今回はiRacingのコミュニティに参加しました。

所属するコミュニティはYoutubeで動画投稿をされているPicar3氏のコミュニティにしました。
もともとROM専で参加していて、情報共有や練習が開催されているのを把握していたし、さまざまなレベルのプレイヤーを受け入れる基盤がある一方でチーム内である程度の実力が認められれば上位カテゴリや耐久レースへの参加もできそうな雰囲気を感じたのが参加の理由です。
実際、参加したタイミングが良かったのか、ちょうどKMR-CUPというシリーズが開催されていて、コミュニティでも各位がそれぞれに合った練習会をしている最中で私もそこに混ぜていただき、手ほどきをしていただきました。

んで昨日がそのレースのエントリークラス本番日で私もレースに参戦しました。
その様子が以下。
予選
予選アタックラップ一週目、同じコミュニティの方(川崎フロンターレカラーの車両、以下フロンターレさん)にバックストレートでトーをもらいスピードを稼ぐも緊張からか、130Rで縁石を踏みすぎスピン・・・


自分のタイムとタイヤをつぶし、2週目にフロンターレさんにトーを返す作戦も水泡に帰す結果となりました。
また、その後ピットに入るも給油をしてしまうミス(この大会では初期の燃料搭載量が固定で、30分間の予選で燃料をへらす車が軽くなり有利)を犯し、予選時間を半分消化した時点でのベストタイムは2:26フラット。

私の中には練習期間中の知見として、以下3点がありました。
- 俺はスプーンが遅い
- スプーンが遅いのでバックストレートからシケインでのオーバーテイクは絶望的
- タイヤマネジメントが下手、勝負所を後半に持っていけば死
よって優勝を目指すにはフロントロースタートはマストだったため、スピン覚悟で攻めて練習ベストを出すしかないと焦りだしたのがこのあたり。
しかしここでスポッターとして参加していただいていたコミュニティーの方から、ピットからの出走タイミングを調整する指示が出ました。

しかしここでもうまいタイミングでピットアウトすることができず、さらにはクソポジションでスロー走行を実行する雑魚メンタルっぷりを発揮。
アウトラップなので後続車を先に行かそうという意識だったのですが、場所が悪くまたレギュレーションにはコース上ではレーシングスピードを維持することが求められているのでこのレベルのスローダウンはおそらくルール違反。
レース後のペナルティを覚悟した瞬間でした。

その後、スポッターからの指示でピンクの車両にバックストレートでポジションを譲り、アタックラップに備えます。

アタックラップは事故らずに寄せられる気がしなかったので、ピンクの車両の1秒落ちくらいの場所からスタート。
スリップが利くかどうか心配でしたが、スピードの伸びから見てギリギリ入れているような状況でした。
勝負のアタックラップはタイムのゲインを見る限りギリギリファステストを刺せるかどうか、しかし終盤までピンクの車両のペースが速く(ピンクの車両は特にスリップを使ってるわけではない、恐ろしい。)フロントローは私と現状1位の選手、ピンクの選手でどうなるか。という状況でした。

しかし、ピンクの選手は最終シケインでオーバーシュート。
オーバーシュートした時点でピンクの選手は安全に車をコース外に寄せてくれ、私は無事ファステストを記録することができました。
ピンクの選手は練習でもなんどか見たことがあり、後で聞くとどうやら同じコミュニティ所属の人だったらしい。

その後、タイムは更新されることなく無事に予選をトップで終えることができました。
主催&実況「25秒236はかなり早いと思います、鈴鹿はスリップがよく利くのでスリップがたまたま良く効いたときにさらにタイムアップする要素があるんですけど」
たまたまではないです、優秀なスポッターがアタックラップにスリップ使えるように指示だししてくれていました;;;
チームでレースゲームをした経験がほとんどなかったので、新たな楽しみを感じました。
本戦
本線は予選の結果通りのグリッドで、念願のポールポジションスタート。

懸念だったスタートでのクラッチのつなぎ(俺はBRZの試乗で3回エンストさせた男卍)も成功し、1コーナーも無事頭で入っていくことができました。

しかし、後ろからは今回の下位カテゴリのくくりから漏れる上位の46号車がアウトからガン攻め。

2コーナーの立ち上がりもしっかり決め、15号車をオーバーテイク(俺はミラーを見てたけどカラーリングが似ていたためオーバーテイクが行われることに気付いておらず、差が開いたのでこれ行けるのでは?感を感じ始める)。

しかし当然猛者を連中を一週目で突き放すことはかなわず、スプーン直前でビタ付け・・・

当然こちらは課題のスプーンでクリップにつくことができず、立ち上がりドアンダーw

Panasonic看板手前ではすでにオーバーテイクの体制に入られ万事休す・・・

侵入だいぶ手前でねじ込まれ、何なら3番手の選手にも機会をうかがわれる始末w

並走状態というのもあって130Rではだいぶ減速を強いられ、単独で130Rを抜けた3番手と並走でインを取りに来ている2番手に対しどっちつかずのプレッシャーをかけて中央のラインを選択。

事故は避けたかったので、3列でも抜けられるラインを取り、インから刺してきた2番手を先行させ、クロスラインを狙った3番手をブロック。

2位に後退したものの、どうにか3番手を抑えました。

そしてファイナルラップまでどうにかトップについていき、スポッターからの指示でスプーンからの立ち上がりに備えてタイヤを温存します。

しかし、苦手なスプーン。立ち上がり重視で行こうとするものの当然ベストなラインは取れず厳しい状況で130R、シケインへ。

温めておいた(つもり)のタイヤにすべてを賭けてコース外を使ったラインでシケインの飛び込みを敢行。

先行者よりはるかに速いスピードで130Rを立ち上がりシケインに向けて並びたい!
しかし、経験不足ワイ、なぜか締められているし開けてくれるわけのないインに進路をとる。

当然やるべきことはアクセルオフ・・・

抜くならもうオーバーシュート覚悟のレイトブレーキしかないと考え進路変更(ここの進路変更フォーミュラみたいでマジかっこよかった。遅いけど。)

と思ったけど後ろスゲー勢いで刺して着とるやんけー--アウトにラインとったら行かれる~~~

とっさでブロックラインに変更、これは今回のレースがターンインまでに車両が並んでいない場合、先行者にラインの優先権が与えられるレギュレーションが設定されているため許される(ただし、緑の車両はオーバースピード気味に見えたのでコントロールを失わせたら巻き添えで二人とも死んでしまう危険な行為)。

みどりの車両が上手だったのでインカット気味のラインを取ってくれ事故にはならず。

立ち上がりも無難に決め、2位を死守したままゴール。

レースの結果は2位、1位ゴールの方はポイント加算対象外のレーティングだったため、有効ポイントでは1位の結果となりました。
総括
今回は初めてチームに所属して、人に自分のテレメトリを解析してもらってラインや加減速のタイミングを指南していただいて出場した初めてのレースでした。
鈴鹿は個人的に好きなコースで他ゲーで走った経験もそれなりにあったので自分の中で固まっていたラインをほぐした結果、1秒以上のタイム短縮ができたのは衝撃でした。
ここにはチーム参戦の強みを感じた。
ただ、課題だと感じていたスプーンを最後まで改善しきれなかったのは課題。
コース全体で早いのもいいけど、大きく遅いところがあるとやっぱりそこに付け込まれてしまうので良くないなという感想。
次回のデイトナ戦では、全体のタイムを追うのと並行してセクターのタイムにも意識していきたい。
iRacingは最高。グランツーリスモやる動機がなくなってしまった(CSL DDじゃなくてもっとちゃんとしたDD買えばよかった・・・)。
今日はこれの上のカテゴリのレースがあるので、本レースの学びを生かしたい。
2日目
スピンして大迷惑かけたしリプレイの保存を忘れたので死にます。
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