Chiaのハーベスト(マイニング)を始めたので、Plottingのチューニング設定や、Harvesterの設定について備忘録的な感じで書きます。

Plotting設定・環境
- Plottingを行う場合、LINUXのコンソールから行うのが良い、WindowsやLINUX GUI Walletから行うと20%弱の性能低下が起きる。
- 公式情報ではメモリ割り当ては3400で行うのが良いとされている(以前は6750だったけどこの記事を書くために情報を再確認したら更新されていたためどちらが早いかは未確認)。
- スレッド数の推奨は公式情報では2~4が良く、それ以上増やすとかえって効率が落ちるとされているが、10スレッドまで増やすと効率が良くなった。
- Plotting速度を上げるためにはメモリ速度を高速にするのが手っ取り早い。
- 金に余裕がある場合はNVME SSDを買うべし。製品依存の部分ではあるものの、NVMEはSATAに比べて1.2倍速い。
- Harvesterもある程度IO速度を考慮する必要があるため、フルスピードでPlotファイルを転送しているとよくないことがあるため、ファイルの転送には速度制限をかけるべき。
Harvester設定・環境
HarvesterはChiaアプリ上での設定で気を付けることは特になし。
最新版(記事執筆時点では1.1.5)をインストールしてPlotが存在するディレクトリをただ指定すればおk
ただ、PC自体の設定でいくつか気を付ける必要があります。
HDDの省電力設定は死んでもオフにしろ
ChiaのハーベストではPlotファイルをストアしておくディレクトリのIO速度はさほど重要ではないとは言うものの最低限の速度は確保しておく必要があります。
Chiaのログファイルを確認して以下のログが出力されている場合は構成を見直すことが推奨されます。
2021-05-10T02:54:34.877 harvester chia.harvester.harvester: WARNING Looking up qualities on F:\chia\final\plot-x.plot took: 7.448873519897461. This should be below 5 seconds to minimize risk of losing rewards.
訳:お前のFドライブのplot-x.plotとかいうファイルをチェックするのに7秒もかかってるぞ。5秒以内に抑えるようにチューニングしろ。
ログファイルはWindowsのChia walletの場合以下のディレクトリに格納されています。
C:\Users\ユーザ名\.chia\mainnet\log
IO速度の低下の原因としては、単純にPlotファイルのコピーや他アプリのアクセスでそのディスクへのアクセスが集中してしまっていることや、SATA HDDにPlotファイルをストアして~SATA SSDでPlottingして~などの環境のためSATAコントローラのキャパシティをオーバーしてしまっていることなどが考えられます。
アクセス集中の場合は、Plotファイルのコピー速度を抑えたり、Plotファイル格納専用のHDDを用意するなどで対応することができます。
SATAコントローラの性能が影響している場合は、NVME(PCI)でPlottingする、SATAカードやSASカードを購入し、Plot専用のコントローラを確保するなどで対応する必要があるのでハードルが少し高いです。マザーボードによっては(特にハイエンドマザー)SATAコントローラが2機搭載されていることもあります。その場合、マザーボードの説明書を読んで接続先コントローラを変更するのも手です。
また、Windowsでは省電力機能によりHDDのスリープが設定されている場合があります。
この機能はオフっておいたほうがいいでしょう。

いじょ
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